妊娠継続、子宮外妊娠を予測



hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)は、妊娠に必要な
黄体ホルモンの補充にも使用されるホルモンです。

もし不妊の原因が黄体ホルモン分泌異常である場合には、
排卵後にhCGを注射することで妊娠を継続することができます。

また、hCGの数値を測定することで、
異常妊娠(子宮外妊娠)を予測することも可能です。



hCG測定について

◆正常妊娠の場合
着床後すぐにhCGは検出され始めます。

・妊娠4週0日 血中hCG値 ・・・100〜200 IU/l
・妊娠5週0日 血中hCG値 ・・・およそ2000〜4000 IU/l


◆子宮外妊娠の場合
子宮体部内膜以外で着床する為に、hCGの値は低い値しか示しません。
しかし超音波では、胎嚢が検出可能になる血中のhCGの数値は2000 IU/l以上。

これだけの数値が出ていながら、子宮内に胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が認められないのであれば、
子宮外妊娠の疑いがあります。

・子宮外妊娠を早期発見
以前は子宮外妊娠を早い段階で見つけることは困難でした。
しかし、最近ではエコーなどの精度も向上していて早期発見が可能になっています。

また、不妊治療をしていれば、上記のような検査を始めとして常に病院で体をチェックしています。
ですから子宮外妊娠をしていたとしても、通常よりは異常を早い段階で発見することができるでしょう。



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