hCGの数値が低い場合


hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)は、
黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌を促進し、
妊娠を継続させてくれる性腺刺激ホルモンです。
また、胎盤のもとになる物質でもあります。

もし妊娠していた場合、生理予定日の1週間後から
hCGは大量に分泌され始めます。

妊娠検査薬を使う場合は、
尿1リットル当たり50IU検出されれば陽性、
つまり妊娠と判定されます。

(妊娠初期では正しくhCGの量が出ないこともあります)

hCGがこれ以下であれば、妊娠検査薬では判定できません。



hCGが20以上あれば妊娠の可能性?

例えば「凍結融解胚移植」という方法を使って子宮内に胚(受精卵)を人工的に移植したとします。

移植後にはhCGの数値を検査します。
この場合、hCGの数値が20以上あれば妊娠可能だという説があります。
(それ以下では妊娠は成立しない)

「hCGの数値が低いと妊娠できないのだろうか?」
こんなふうに心配される方が大勢います。

もし仮に、最初の段階でhCGの数値が低かったとしても
その後数値が上がり続ければ妊娠を維持することはできます。

逆に、最初の段階でhCGの数値が高くてもそれ以降数値が上がらなければ妊娠は成立しません。

いつも心配していると、それがストレスになって妊娠に影響を与えてしまいます。
不妊治療は精神的に負担が大きい治療ですが、ご自分と医師を信じて妊娠に備えましょう。



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