hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)



hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とは、
妊娠すると尿や血液に分泌される糖たんぱく質です。

絨毛組織で産生されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、
妊娠の診断・経過観察に用いられます。

場合によっては
異常妊娠した場合の診断にも使われることがあります。



妊娠以後の経過日数とhcGの分泌量の変化

・生理が始まって23日〜24日
hCGが血液中に確認される

・生理が始まって約28日
妊娠検査薬を使うと「陽性」と出る時期です。
hCGはこの時期の尿中に、50mIU/mlくらい含まれています。

・妊娠約3ヶ月
血液中のhCG値 → 10〜30μg/mL
尿中のhCG値 → 10万〜30万mIU/mL

hCG値は出産まで高い数字をキープします。

また、妊娠以外でも
肺ガン、肝ガン、胃ガン、膵ガン、卵巣ガン、精巣腫瘍、絨毛性腫瘍を発症していると、
hCGの値が大きくなります。

ヒト絨毛性ゴナドトロピンの役割

ヒト絨毛性ゴナドトロピンは妊娠を継続させる役割を持つホルモンです。
妊娠検査薬で使われている他に、不妊治療にも用いられています。
例えば、HMG−HCG療法やhCG注射で使用されます。

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)には、排卵を促す作用があります。



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