hCGによる不妊治療のサイトです。





ここではhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)による不妊治療、
注射の費用(金額)の目安、排卵誘発剤などについて
わかりやすく解説しています。

hCGが何か分からない人にも、
読みやすいようにまとめたサイトです。



hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とは、妊娠すると尿や血液に分泌される糖たんぱく質です。

絨毛組織で産生されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、
妊娠の診断・経過観察に用いられます。

場合によっては異常妊娠した場合の診断にも使われることがあります。


⇒hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)

副作用

・ごく稀に肝機能障害が起きることがある
・湿疹が出ることがある
・妊娠反応が「疑陽性」になることがある


⇒副作用

妊娠継続、子宮外妊娠を予測

hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)は、妊娠に必要な
黄体ホルモンの補充にも使用されるホルモンです。

もし不妊の原因が黄体ホルモン分泌異常である場合には、
排卵後にhCGを注射することで妊娠を継続することができます。

また、hCGの数値を測定することで、
異常妊娠(子宮外妊娠)を予測することも可能です。


⇒妊娠継続、子宮外妊娠を予測

不妊治療にも使われる

「卵胞が20ミリ程度まで育った後、hCGを投与する。」
こうすることで排卵が人工的に起こります。

hCGは前述のLH(黄体形成ホルモン)の代用で使用されます。
これは妊娠した方の尿を原料に製造しています。

hCGは卵胞の発育を促進する排卵誘発剤と併せて不妊治療に使われることもあります。


⇒不妊治療にも使われる

hCGの数値が低い場合

hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)は、黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌を促進し、
妊娠を継続させてくれる性腺刺激ホルモンです。
また、胎盤のもとになる物質でもあります。

もし妊娠していた場合、生理予定日の1週間後からhCGは大量に分泌され始めます。

妊娠検査薬を使う場合は、尿1リットル当たり50IU検出されれば陽性、つまり妊娠と判定されます。
(妊娠初期では正しくhCGの量が出ないこともあります)

hCGがこれ以下であれば、妊娠検査薬では判定できません。


⇒hCGの数値が低い場合

hCG注射後の排卵

hCG注射をした影響は5日〜10日続くのが一般的だと言われています。

この時期に妊娠検査薬を使うと陽性が出ることがありますので、
もう少し時期をずらして検査薬を使用するといいでしょう。

※生理予定日を一週間程度過ぎても生理にならない場合は妊娠している可能性がありますから、
病院を受診してみましょう。


⇒hCG注射後の排卵

hCG療法の費用の目安

自由診療の為に費用は一定ではありませんが、
人工受精だと大体1万円から3万円、
そして体外受精であれば20万円〜60万円
くらいかかります。

「不妊治療には1,000万かかる」と言われている訳が見えてくるような気がしますね。

不妊治療にかかる費用は、大都市圏と地方では少し異なりを見せます。
地方の方が比較的安いようですね。


⇒hCG療法の費用の目安

妊娠検査薬の多くはhCGを測定?

妊娠すると、血中と尿中に
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌されます。

妊娠検査薬はhCGに反応するように作られているので、
もしhCGが尿中に検出されていれば
「陽性反応」が出るようになっています。

妊娠検査薬の精度は何と99%以上と言われています。
妊娠を知る補助的役割を持つ妊娠検査薬ですが、
かなり高い割合で妊娠を知ることができます。


⇒妊娠検査薬の多くはhCGを測定?

排卵誘発剤(クロミッド、セロフェン)

無排卵治療薬に最初の段階で使用されるのがクロミフェンです。
ここでよく用いられるのが、クロミッドです。

◆クロミッドとは?
排卵障害の方の不妊治療に使われる排卵誘発剤。
無排卵症以外の不妊症の方は使ってはいけない薬です。


<副作用>
・下腹部痛
・疲労感
・尿量増加
・顔面紅潮
・食欲不振
・嘔吐
・悪心
・情動不安
・頭痛
・精神不調
・虚血性視神経症
・霧視など

クロミッドの他に
セロフェン・フェミロン・オリフェンなどの薬がありますがこれらは成分はほぼ同じの薬です。

後発薬(ジェネリック医薬品)であるかどうかの違いだけですので、
どれを使っても効果は同じ程度と言えるでしょう。

クロミッドを使ったクロミフェンの治療を行っても排卵がない場合には
hCG-hMG療法を行うことになります。


⇒排卵誘発剤(クロミッド、セロフェン)

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)

◆OHSS(卵巣過剰刺激症候群)
卵巣がhMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)によって、
過剰に刺激される為に胸水や腹水がたまる症状をOHSS(卵巣過剰刺激症候群)と言います。
重症化した場合、血液が濃縮したり、尿が出なくなることもあります。

この疾患が発症する確率は10〜20%と言われています。


⇒OHSS(卵巣過剰刺激症候群)



Copyright(C) 2011 【hCGで不妊治療】排卵誘発・注射 Allrights reserved.